基礎教育講座

〈 基礎教育講座について 〉

環境問題や安全性への要求が世界的に広がりをみせるなか、「難燃」技術はますます欠くことのできない重要技術となっています。本講座は、これから難燃分野に携わる若い世代に、また、難燃の基礎と実際、応用分野に関心のある幅広い層に向けて役立つ講座として企画しました。今後も、継続して開催します。

〈 過去の基礎教育講座 〉

2025年度 難燃・教育講座―応用編

開催日:ライブ配信:2025年2月7日(金)13時00分から17時10分まで、見逃し配信:2025年2月14日(金)から2月21日(金)まで
配信方法:Zoomウェビナーにてライブ配信。見逃し配信は別途視聴用サイト。
プログラム
① 当会紹介:年間予定、技術相談、マルチコーンカロリーメーター紹介 難燃材料研究会 理事 横浜久哉
② 難燃試験評価と高分子材料の燃焼性 中部大学工学部 中島江梨香
③ 航空機内装材に要求される難燃性 株式会社ジャムコ 小川賢一
④ 次世代難燃剤 新規水酸化マグネシウム セトラスホールディングス株式会社 山原圭二
⑤ アンチモンの現状 日本精鉱株式会社 松田恭二
⑥ 最新PFAS規制動向について 日本フルオロケミカルプロダクト協議会 大下真介
⑦ 臭素系難燃剤規制の動向:BSEFによる日本の関係者向け最新情報 アルベマール日本株式会社 梅崎悟
⑧ 米国TSCAに基づく難燃剤の最新規制動向 エンヴィックス有限会社 岡尾正之
⑨ 熱可塑性樹脂の難燃化 ~三酸化アンチモン代替を考える~ 株式会社プライムポリマー 野寺明夫

2024年度 難燃・教育講座―応用編

開催日:ライブ配信:2025年6月27日(金)12時50分から18時05分まで、見逃し配信:2025年7月4日(金)から7月11日(金)まで
配信方法:Zoomウェビナーにてライブ配信。見逃し配信は別途視聴用サイト。
プログラム
① Opening:セミナー、技術相談、年間計画の説明 難燃材料研究会 理事 横浜久哉
② 世界の難燃材料動向と化学物質規制の現状――PFAS対応の難燃剤状況、EHCA芳香族臭素系難燃剤の2nd call for Evidenceの結果、三酸化アンチモンの輸出規制状況 難燃材料研究会 会長 大越雅之
③ 樹脂系建材の火災安全性:複合建材開発の教訓――難燃材は樹脂系建築材料を不燃材料にできるか 三菱ケミカル株式会社OB/安藤F&M代表 安藤達夫
④ 難燃樹脂組成物の混練の基礎、トラブルと対策、難燃化技術――難燃剤と安定剤の相乗効果、禁忌を含めて 林難燃技術研究所 林日出夫
⑤ マルチコーンカロリーメーターの紹介 難燃材料研究会 副会長 位地正年

2024年度 難燃・教育講座―基礎編

開催日:ライブ配信:2024年5月31日(金)13時00分から17時10分まで、見逃し配信:2024年6月11日(火)から6月19日(水)まで
配信方法:Zoomウェビナーにてライブ配信。見逃し配信は別途視聴用サイト。
プログラム
① Opening: セミナー、技術相談、年間計画の説明 難燃材料研究会 会長 大越雅之
② 臭素系難燃剤の種類と開発動向 東ソー株式会社 有機材料研究所 有機合成グループ 白井智大 
③ リン系難燃剤の種類、そのメカニズムと処方 株式会社ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 米澤豊 
④ 無機系難燃剤の種類とそのメカニズム、及び木材等の不燃処方 難燃材料研究会 会長 大越雅之 
⑤ 主なプラスチック燃焼試験方法と留意点、新測定法のマルチコーンカロリーメータの利用事例 環境・バイオ・プラスチックリサーチ 代表/難燃材料研究会 副会長 位地正年
⑥ 難燃樹脂の処方検討・押出・成形・認証の留意点 マナック株式会社 技術顧問/難燃材料研究会 理事 横浜久哉 
⑦ 高分子材料難燃機構におけるチャーの役割とその効果 西澤技術研究所/難燃材料研究会 顧問 西澤仁

2023年度 難燃・教育講座―応用編

開催日:ライブ配信:2024年3月1日(金)13時00分から17時10分まで、見逃し配信:2024年3月12日(火)から3月18日(月)まで
配信方法:Zoomウェビナーにてライブ配信。見逃し配信は別途視聴用サイト。
プログラム
① 開会挨拶・難燃材料研究会からのご案内 難燃材料研究会理事/株式会社大林組 技術研究所 高橋晃一郎 
② 代表的熱可塑性樹脂の難燃処方と最近の情報 林難燃技術研究所 林日出夫
③ 難燃材料の化学規制動向 -REACH、RoHS、PFAS、米国規制の最新動向と各メーカーの動向- 難燃材料研究会会長 大越雅之
④ ポリカーボネート用シリコーン難燃剤について 信越化学工業株式会社 シリコーン電子材料技術研究所 樋口浩一 
⑤ UL-94並びに自動車内装材評価に対する燃焼性評価の試験方法および業務案内について 株式会社DJK 高分子材料試験所 佐藤健一
⑥ 難燃材料開発事例 5G向けノンハロ難燃PS PSジャパン株式会社 研究開発部 野寺明夫
⑦ 建材分野における防火性能と課題 株式会社大林組 技術研究所 高橋晃一郎
⑧ 世界の難燃技術の動向 −中国、米国、アジア別技術動向− 難燃材料研究会会長 大越雅之

2023年度 難燃・教育講座―基礎編

開催日:ライブ配信:2023年 6月12日(月)13:00から17:10まで、見逃し配信:2023年 6月16日(金)から6月26日(月)
配信方法:ライブ配信:Zoomウェビナーにて配信(質疑に参加可能)、見逃し配信:視聴用ウェブサイトにて動画公開(質疑応答は含みません)
プログラム
① 開会挨拶・難燃材料研究会からのご案内 難燃材料研究会会長 大越雅之
② 臭素系難燃剤の種類、そのメカニズムと処方 難燃材料研究会顧問 西澤仁
③ リン系難燃剤の種類、そのメカニズムと処方 株式会社ADEKA 米澤豊
④ 無機系難燃剤の種類とそのメカニズム、及び木材等の不燃処方 難燃材料研究会会長 大越雅之
⑤ 主なプラスチック燃焼試験方法(UL、LOI、コーンカロリーメータ、その他)と、その留意点 PSジャパン株式会社 野寺明夫
⑥ 難燃プラスチックスの加工方法(コンパウンド化、押出加工)と、その材料開発での留意点 マナック株式会社 技術顧問 横浜 久哉
⑦ プラスチックのリサイクルやバイオマス利用の動向と難燃材料の対応 難燃材料研究会理事 位地正年

2022年度下期 難燃・教育講座―応用編

開催日:2023年3月13日(月) 13:00~17:10 (ライブ配信:質疑に参加可能)、2023年3月17日(金)~3月27日(月)(オンデマンド配信:質疑応答は含みません)
協 賛:日本難燃剤協会、フィラー研究会、オートモーティブ・コンポジット研究会、公益社団法人火災学会、日本プラスチック工業連盟、一般社団法人電線総合技術センター、一般社団法人プラスチック成形加工学会、プラスチック技術協会
会場:オンライン開催
プログラム
① 開会挨拶&マルチコーンカロリーメーター紹介 難燃材料研究会会長 大越雅之 
② 高分子材料の分解・燃焼と主要難燃剤による難燃メカニズム 株式会社ADEKA 米澤豊
③ 熱可塑性樹脂の難燃化~技術動向や製品化の事例~ PSジャパン株式会社 野寺明夫 
④ 熱硬化性樹脂の難燃化~技術動向や製品化の事例~ 難燃材料研究会理事 位地正年 
⑤ 最新の難燃剤規制動向 東ソー株式会社 渋谷孝二 
⑥ 成形加工、製品設計、これから求められる技術、今後の展望 難燃材料研究会会長 大越雅之 
⑦ 閉会の挨拶 難燃材料研究会副会長 清水貞美

『難燃・教育講座―基礎・中級編』2022

開催日:2022年6月14日(火)13:00~17:05
協 賛:日本難燃剤協会、フィラー研究会
会場:Onlineによる参加
プログラム
① 開会挨拶 難燃材料研究会 会長 大越雅之 
② 高分子材料の分解・燃焼と主要難燃剤による難燃メカニズム 難燃材料研究会 大越雅之 
③ 熱可塑性樹脂の難燃化 PSジャパン株式会社 野寺明夫 
④ 熱硬化性樹脂の難燃化 環境・バイオ・プラスチックリサーチ 位地正年 
⑤ 最新の難燃剤規制動向 日本難燃剤協会 益森芳幸
⑥ 成形加工、製品設計、これから求められる技術(循環型社会での難燃技術など)難燃材料研究会 大越雅之
⑦ 閉会の挨拶 日本難燃剤協会 益森芳幸/難燃材料研究会 大越雅之/難燃材料研究会 副会長 清水貞美

online開催『難燃・教育講座ー基礎編』2021 開催

開催日:2021年9月3日(金) [開催しました]
会場:Zoom
プログラム
1. 高分子材料の分解と燃焼 名古屋大学 上野 智永
2. 高分子材料の主要難燃剤による難燃メカニズム   中部大学 中島 江梨香
3. 熱可塑性樹脂の難燃化   PSジャパン㈱ 野寺 明夫
4. 熱硬化性樹脂の難燃化  環境・バイオ・プラスチックリサーチ 位地 正年
5. 最新の難燃剤規制動向   日本難燃剤協会 益森 芳幸
6. 成形加工、製品設計、リサイクル、これから求められる技術  難燃材料研究会会長  大越 雅之

Online基礎教育講座 No.1 難燃の基礎と応用

開催日:2020年 9 月25日(金)[開催しました]
会場:Zoom
プログラム
1. 難燃のメカニズム、難燃剤の種類と特徴 難燃材料研究会会長 大越 雅之
2. 難燃剤の最近の規制動向(RoHS指令最新情報) 日本難燃剤協会  益森 芳幸
3. 熱可塑性樹脂の種類と難燃剤使用例 コンパウンド、用途別の評価法   PSジャパン㈱  野寺 昭夫
4. 製品の難燃化 1. 電子機器 環境・バイオ・プラスチックリサーチ 位地 正年
5. コロナ禍における難燃材料の技術開発 その方向性 難燃材料研究会会長  大越 雅之

難燃基礎教育講座 「基礎講座編」「実習編」

1 難燃・基礎教育講座 【基礎講座編】

開催日 : 2019年12月4日(水)[開催しました]
会場 : 日本大学理工学部駿河台校舎 タワースコラS201教室
(協力 日本大学理工学部機械工学科 准教授 上田 政人) 
プログラム
1,難燃メカニズム、用途(樹脂、繊維、木材等) 難燃材料研究会会長 大越 雅之
2.難燃規制/規格の推移、化学安全性 ㈱ADEKA 川崎 秀夫
3.用途;難燃材料使用例、どう使いこなしてきたか。 筐体材料、実装材料の歴史 (元)NEC 筑波大学 位地 正年 
4.臭素系難燃剤 歴史、種類、動向、使用例 (元)東ソー、グローバルファーム 清水 貞美
5.リン系難燃剤 歴史、種類、動向、使用例 大八化学㈱ 宮野 信孝
6.無機系難燃剤 歴史、種類、動向、使用例 難燃材料研究会会長  大越 雅之
7.熱可塑性樹脂の種類と難燃剤使用例、コンパウンド、用途別の評価法 PSジャパン㈱  野寺 明夫

2.難燃技術基礎教育講座 【実習編】

難燃化された樹脂はどのようにつくられるのか? また、どのように評価されるのか?
実習編は樹脂の混練から燃焼試験まで、『樹脂の難燃化』の一連の流れを、学習・体感することができるプログラムとして、株式会社鈴裕化学(茨城県守谷志)にて開催しました。 

開催日 : 2020年1月29日・30日(各日 5名参加)

①混練(コンパウンド)

 ・2軸押出機・原料供給機(フィーダ)・シリンダ・スクリュセグメント・付帯設備の説明
 ・2軸押出機実演(難燃コンパウンドの作成)

②射出成形

 ・射出成形機・金型の説明
 ・射出成形機実演(試験片作成・成形トラブル実演)
 ・コーンカロリメータ映像説明

③ 燃焼試験

 ・UL94の試験方法説明及び実演
 ・酸素指数の試験方法説明及び実演